猛虎の駆けた道 長州動乱篇

歴史からその名を消された、侍の奔走。

 戦国時代からの因縁を抱えている幕末の長州藩には、日本の未来を憂える若者たちが多く学んでいた。
 吉田松陰の元で学んだ赤禰武人は、同門の久坂玄瑞や高杉晋作らと御楯組を結成。攘夷を実行できない不甲斐ない幕府の代わりに夷狄を駆逐しようと若い情熱を燃やしていた。MY-003

猛虎の駆けた道 箸休め篇

影から陰を支えた者たち。

 多摩に残された沖田総司の知人、関田庄太郎の物語『総領の覚悟』、長州藩の赤禰武人と行動を共にすることになる淵上郁太郎を描いた『虎視譚々』の短編2編を収録。
 新選組と長州藩の動向がわかる年表付き。CB-001

猛虎の駆けた道 京師誠忠篇

信じるのは仲間、駆けるのは武士の道。

 京の宿屋の若旦那、野里大力は、八月十八日の政変により運命を狂わされることとなった。
 全てを失った大力の前に翻る誠の旗。
 大力は自らの手で定めを切り開くことを選び新選組に入隊。
 先輩隊士の柄元壮治郎らと共に京の治安を守る為日々奔走する。
 生きる場所を得た大力は、更なる歴史のうねりに巻き込まれていく。

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正誤表